スクールレポート

第5回アカデミア講座

 12月6日(土)、本校6階視聴覚室にて、本年度最後となるアカデミア講座が行われました。第5回は本校の卒業生2名による講演でした。

 1人目は、昨年度本校を卒業し、現在は佐賀大学医学部医学科1年生である上田景子さんによる講演で、「医学部受験と医学生の生活」という題でお話をしていただきました。

 医学部とは職業訓練校であり、医学部を受験するのであれば医師になりたいという強い意志をもって受験に挑んでほしいという話から始まり、医学部では医師教育モデルコアカリキュラムのもとでどんな勉強をするのか、今自分がやっていることなどを語ってくれました。また、上田さんは話のなかで、医学部に入学するためには学力や意志も必要であるけれど、それを維持するモチベーションや本番で発揮する力もまた欠かせない要素であると話してくれ、医学部受験を目指している生徒たちは真剣に先輩の言葉を受け止めている様子がうかがえました。

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 2人目は、本校卒業生で現在北九州医療センターで外科医師として活躍なさっている木村幹先生が「医師になって感じたこと」をいう題目でお話してくださりました。

 医師に必要な能力のなかには、患者さんが何を求めているのか感じ取るコミュニケーション能力があり、中高生のうちにコミュニケーション能力を鍛える事が大事であるというお話や人命に対する責任感を持ち、「病気を診る」だけでなく「患者を診る」ことで医療における侵襲を少なくすることができるというお話など実際の医療現場で木村先生が経験したことをふまえたお話は生徒の心に深く印象付けられ、講義後に質問に伺う生徒もいました。

IMG_0011.JPGIMG_0013.JPG自分たちと同じように本校で学び、現在医学の道に進んでいる先輩たちの講演は生徒たちにとってとても実りが深いものとなりました。