スクールレポート

中学校芸術鑑賞

 12月3日(水)の午後、中学生は福岡市民ホールに赴いて演劇を鑑賞しました。

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 今回観劇したのは東京演劇集団 風による『ジャンヌ・ダルクージャンヌと炎』です。戦争や貧困で荒んだフランスで、神の声に従い、王太子シャルル7世に謁見、騎士として軍隊を率いたジャンヌ。しかし彼女は悲劇の最期を遂げます。その哀しくも力強い姿を描いた物語でした。

 終演後、3年生の池田さんより劇団のみなさんへ謝辞が伝えられました。また、舞台見学の機会を設けていただき、演劇に興味のある生徒たちは目を輝かせていました。

IMG_5591.JPGIMG_5594.JPGその後の懇談会では、生徒たちの質問に丁寧に心を込めて答えて下さいました。ジャンヌは神の声、内なる声に導かれた存在でした。また、役者のみなさんの体にまっすぐ響いてくる声に感動する舞台でした。主演の髙階さんは声について「高さや空気量を自分との対話で決める」とおっしゃっていました。また、生の演劇だからこそ、見ているお客さんによって引き出される感情があり、そこにおもしろさがあるともおっしゃっていました。ジャンヌを導いた神の声、自分の体から湧き上がる声、舞台上の他の役者さんと響き合う声、舞台を見つめるお客さんの内なる声など、この舞台は「声」が象徴的であったように思います。

 東京演劇集団 風のみなさん、ありがとうございました。

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