スクールレポート
中学3年生 修学旅行
中学校2025(令和7)年11月7日
10月29日(水)から11月3日(月)に、中学3年生が4泊6日の修学旅行に行きました。
目的地はマレーシア・シンガポールで、学校交流や観光をしたり、ショーを鑑賞したり、現地大学生と市内散策をしたりするなど、盛りだくさんの修学旅行になりました。
【1日目】10月29日(水)
福岡空港に7時15分に集合しました。朝早くの集合でしたが、生徒たちは修学旅行をとても楽しみにしている様子でした。
現地時間の15時20分ごろにシンガポールのチャンギ空港に到着し、その後陸路(バス)でマレーシアに入国しました。ここで初めて現地のガイドさんにお会いし、生徒たちの元気に挨拶をする様子が印象的でした。
夕方には、マレーシアのレストランにてマレー料理を堪能しました。一日中移動がほとんどでしたが、疲れた様子はほとんどなく、楽しく食事を行っていました。
朝はホテルで朝食をとり、すぐに現地の学校に移動し、交流活動を行いました。各学校の代表のスピーチには多くの拍手があり、会場は温かい雰囲気に包まれました。
また、大濠中学校・高等学校 副校長 前原浩明先生がマレー語でスピーチを行いました。現地の学校の先生から、「皆マレー語が話せるの?」と尋ねられたので、「彼はスピーチのために練習したそうです。」と言うと、その流暢さに大変驚いておられました。その後は班ごとに分かれ、マレーシアの衣装を着たり、現地のゲームで遊んだり、おやつを食べたりと、他地域の文化や生活様式を学ぶことができました。また、英語でコミュニケーションを取ったり、生徒たちと現地の学生たちが意気投合するような様子があったりして、実りある時間になったことと思います。
交流活動を終えると、バスに戻り現地のガイドさんと一緒に市内観光を楽しみました。
【3日目】10月30日(金)
3日目は、朝からマレーシアを出国し、シンガポールへ入国しました。10時ごろにシンガポール内でバスを乗り換え、クラスごとに分かれて市内の観光に向かいました。有名なマーライオン公園や国立博物館に訪れ、昼食はラオパサという現地の歴史的なフードコートで自由に食べました。ラオパサは市内でもオフィス街に位置しており、仕事の昼休憩に現地の方々が多く訪れていたのも印象的でした。また、国立博物館では、シンガポールの歴史について学ぶことができました。普段勉強をしている彼らの断片的記憶が、博物館の展示物とつながって、生徒たちは展示物に興味津々でした。また、一生懸命英語の注訳を読もうと頑張っていました。中には、「英語がもっとスラスラと読めたらなぁ。」と口にしていた生徒もおり、彼らにとって本当に良い学びの場であったと思います。他にも動物園やリバーワンダー(水族館)、現地のスーパーマーケットを訪れ、楽しそうにお土産を選ぶ姿が微笑ましくもありました。
【4日目】11月1日(土)
4日目は、朝から現地の大学生と市内散策に出かけました。リトルインディアやアラブストリート、カトン地区など、生徒たちが色々と計画していた場所に行けてとても満足そうでした。現地学生とも英語でコミュニケーションをとれたようで、帰ってくると「楽しかった!」と笑顔で報告してくれました。夕食を食べたあとで、ガーデンズバイザベイでガーデンラプソディという光と音楽のショーを鑑賞しました。シンガポールに在住の方も多く訪れる場所だったので、人が多く日本でいうところの"花火大会"のようになっていました。帰りの集合が不安でしたが、鑑賞した後にすぐに集合することができ、生徒たちの集中力に驚かせられました。
【5日目】11月2日(月)
5日目のメインはセントーサ島での自由活動です。
USS、ハリーポッターヴィジョンオブマジック、自由散策に分かれて活動しました。
USSではパークに入園後、事前に決めていた活動班に分かれてアトラクションやショー、食事を楽しんでいました。7時間程自由時間がありましたが、アトラクションだけでなく食事や買い物もゆっくり楽しむことができて充実した時間になったのではないでしょうか。途中激しいスコールに1時間程見舞われましたが、それもシンガポールならではの思い出として持ち帰っていることだと思います。
ハリーポッターヴィジョンオブマジックでは、開園後一人一人杖を受け取り、ハリーポッターの世界観を楽しみました。作中のシーンを再現した空間に生徒たちはわくわくして目を輝かせている様子でした。2時間ほどで全て見終わり、残った時間は買い物やセントーサ島の散策を楽しんでいました。
自由散策では、各自好きなようにセントーサ島を満喫しました。人気のアクティビティ「スカイライン・リュージュ」のゴーカートは好きなコースを選び、スリル満点の曲がりくねったトラックを疾走するものでした。また、モノレールでシロソビーチに行き、おしゃれなカフェや美しい景色や多彩なアクティビティを楽しんだ生徒もいたようです。
6日間の修学旅行を終えて、生徒たちの絆はより深まり、他文化理解や英語でのコミュニケーションといった視点で多くの学びがあったと思います。世界には様々な文化があること、様々な人々がいることを多角的な視点をもって理解することが大切だと学べたことでしょう。生徒たちの成長を肌で感じた良い時間でした。