スクールレポート
第2回アカデミア講座
中高共通2025(令和7)年7月16日
7月15日(火)の午後から福岡大学病院メディカルホールにて、今年度2回目のアカデミア講座が開催されました。今回は4人の教授の方々に特別講演をしていただき、多くの中学生・高校生が参加しました。
講演会の前半では医学部脳神経外科学教授の安部洋先生と医学部看護学科教授の中島充代先生による講演が行われました。
安部洋先生は「脳を守る!」という演題のもとで脳の機能や脳に生じる疾患とその治療法などをお話していただきました。脳神経外科ではどのようなことをしているのか詳しく話してくださり、講演の途中で実際の手術や治療の様子を動画で見せてくださったときには生徒たちは驚きつつも真剣に見入っていました。安部先生は最後に「医療への道は、まずは興味を持つこと」という言葉を生徒たちに送ってくださいました。
中島充代先生は「意思決定支援における看護師の役割」という演題を掲げ、医療・看護における意思決定支援とは何かというお話をしていただきました。意思決定とは複数の選択肢から決定することであり、私たちの人生は意思決定の連続であるという話から始まり、実際に病気に罹ったときにはどのような意思決定をする場面があるのかといった話をご自身の経験をもとに語ってくださいました。この講演を通じて、治療の選択は命の選択であるということ、一人ひとりに合わせた選択を支援することが求められているということが学べ、看護師への理解を深めることが出来ました。
後半では医学部臨床検査医医学教授の小川正浩先生と薬学部/福岡大学病院薬剤部教授の兼重晋先生による講演が行われました。
小川正浩先生は「心臓は電気で動いている」という演題で心臓電気生理学について語ってくださいました。最初に心臓の構造や心電図を見せてくださり、心臓病患者への検査や治療についてまず何をするのか、今はどのようなテクノロジーが進んでいるのか話してくださいました。途中、心臓病に関する質問が先生から投げかけられたときには中学生が元気よく答える場面も見られ、生徒も意欲的に話を聞いている様子がうかがえました。話の最後で小川先生は「今の最新もやがて古くなっていく。常に最新を考え、新しいことにチャレンジする挑戦の心を持ってほしい」という言葉を生徒たちに投げかけてくださいました。
兼重晋先生は、「薬剤師としての働き甲斐は無限大~薬屋のつぶやき~」という演題のもと、薬剤師の役割や予防依額の重要性についてのお話がありました。薬剤師は医薬情報を扱う薬のスペシャリストであり、医療の最前線で人々の健康を支え、地域社会に貢献ができるやりがいのある職業であるといった話が展開され、医療における薬剤師の役割について学ぶことが出来ました。コロナ渦での薬剤師の対応や能登半島地震におけるDHEATの活躍といった、近年の情勢と医療の関わりの話も聞ける貴重な時間となりました。
前半と後半の講演後にはそれぞれ生徒代表から謝辞がおくられ、生徒たちは今回のアカデミアの講演では医療現場で活躍する様々な方の話が聞け、自分の将来のビジョンがより明確になった旨を伝えていました。





講演会の前半では医学部脳神経外科学教授の安部洋先生と医学部看護学科教授の中島充代先生による講演が行われました。
安部洋先生は「脳を守る!」という演題のもとで脳の機能や脳に生じる疾患とその治療法などをお話していただきました。脳神経外科ではどのようなことをしているのか詳しく話してくださり、講演の途中で実際の手術や治療の様子を動画で見せてくださったときには生徒たちは驚きつつも真剣に見入っていました。安部先生は最後に「医療への道は、まずは興味を持つこと」という言葉を生徒たちに送ってくださいました。
中島充代先生は「意思決定支援における看護師の役割」という演題を掲げ、医療・看護における意思決定支援とは何かというお話をしていただきました。意思決定とは複数の選択肢から決定することであり、私たちの人生は意思決定の連続であるという話から始まり、実際に病気に罹ったときにはどのような意思決定をする場面があるのかといった話をご自身の経験をもとに語ってくださいました。この講演を通じて、治療の選択は命の選択であるということ、一人ひとりに合わせた選択を支援することが求められているということが学べ、看護師への理解を深めることが出来ました。
後半では医学部臨床検査医医学教授の小川正浩先生と薬学部/福岡大学病院薬剤部教授の兼重晋先生による講演が行われました。
小川正浩先生は「心臓は電気で動いている」という演題で心臓電気生理学について語ってくださいました。最初に心臓の構造や心電図を見せてくださり、心臓病患者への検査や治療についてまず何をするのか、今はどのようなテクノロジーが進んでいるのか話してくださいました。途中、心臓病に関する質問が先生から投げかけられたときには中学生が元気よく答える場面も見られ、生徒も意欲的に話を聞いている様子がうかがえました。話の最後で小川先生は「今の最新もやがて古くなっていく。常に最新を考え、新しいことにチャレンジする挑戦の心を持ってほしい」という言葉を生徒たちに投げかけてくださいました。
兼重晋先生は、「薬剤師としての働き甲斐は無限大~薬屋のつぶやき~」という演題のもと、薬剤師の役割や予防依額の重要性についてのお話がありました。薬剤師は医薬情報を扱う薬のスペシャリストであり、医療の最前線で人々の健康を支え、地域社会に貢献ができるやりがいのある職業であるといった話が展開され、医療における薬剤師の役割について学ぶことが出来ました。コロナ渦での薬剤師の対応や能登半島地震におけるDHEATの活躍といった、近年の情勢と医療の関わりの話も聞ける貴重な時間となりました。
前半と後半の講演後にはそれぞれ生徒代表から謝辞がおくられ、生徒たちは今回のアカデミアの講演では医療現場で活躍する様々な方の話が聞け、自分の将来のビジョンがより明確になった旨を伝えていました。





